しらすへのこだわり
『しらす』とは、カタクチイワシの稚魚。
日本各地で獲れますが、駿河湾は最深2500Mと世界有数の『深い湾』です。その深い湾には富士山や南アルプス等から流れる大井川、阿倍川、興津川、富士川などが栄養豊かな水を 注ぎ込み、太平洋の豊富なプランクトンが黒潮にのって運ばれ非常に良質なしらすの漁場となります。
駿河湾のしらすは、甘くて旨味のある美味しいしらすとして、知られています。
鮮度が命のしらす漁
しらすは鮮度がその美味しさを大きく左右します。
海で船から網を流して、引き揚げたら鮮度保持のため、砕いた氷で素早くしらすを締めます。
とにかくスピード勝負!
すぐ運搬船に積み替え、港へ運び込むと同時に競りにかけ、加工場へ運びます。水揚げからの時間が数十分違うだけでも味わいが変わってしまうからです。
鮮度が命のしらす。
吉田漁港では、17の船元から1日3回水揚げされます。
「どの漁場でとれたのか」
「船に揚げられてからどのくらいの時間が経っているのか」
さらに、美味しく仕上げるためには粒の大きさが揃っていることも高品質のしらすをお届けするために大切なことです。
しらすを知り尽くした熟練の仕入れ担当が吉田漁港で条件のよい本当に新鮮なしらすだけを仕入れているから、新鮮で美味しいものだけを食卓にお届けできるのです。
加工場までわずか4分
カネハチは、大井川河口の吉田漁港からわずか4分の立地に加工場があります。
水揚げ直後にセリにかけられ、セリ落としたものから加工場に直送。水揚げから釜揚げしらすになるまでの時間はなんとたったの40分!!!短時間で洗浄 ~釜茹でをサッサッと行います。
しらすの状態を確認し、最も美味しく仕上がるよう茹で時間を調整するのも職人の技です。
しらすは、水揚げ直後に生でお召し上がりいただくのが、一番おいしいのですが、
足が速く、流通には向きません。
カネハチでは、鮮度抜群の状態のしらすを洗浄、加工された直後に急速冷凍し年間を通して、
美味しさそのままに食卓へお届けしております。
小さくたって
立派なさかなです。
さかなは、良質のたんぱく源であり、栄養の宝庫であることは周知のとおりです。しらすは、カタクチイワシの稚魚ですが、「丸ごと食べられる」立派なさかなです。 丸ごと食べられる=骨まで食べられるということで、カルシウムが非常に豊富です。
カルシウムは、骨や歯の形成や維持に必要な成分で、特にお子様の成長にまた、骨粗しょう症の予防にもうれしい栄養素です。
更に、カルシウムを吸収するには、マグネシウムとビタミンDの助けが必要ですが、しらすには、どちらも豊富に含まれています。
※しらすは100gあたり、牛乳は100mlあたりの比較です
【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
しらすの美味しい召し上がり方
お召し上がりの2~3時間前に冷蔵庫へ入れておくと、美味しく自然解凍することができます。
お急ぎの場合は、保存袋等に入れてパッケージ内に水が入らないようにしたしらすをシンクやバットに張った水に浸るようにし、水を10分程度流して解凍ください。(流水解凍)